欲望の飽和点について考察する【過ぎたるは猶及ばざるが如し】
欲望ってたくさんありますよね。
昔、理科で「飽和水溶液」というものを習いましたが(一定量の水溶液にある物質が溶ける限界値のようなもの)
欲望にも飽和点のようなものがある気がします。
例えば、誰もが欲しがるであろう
「お金」
あればある程良いものという考えもありますが
ある一定の、自分の欲望を叶えることができる金額
一般的には?だいたい3億円もあれば充分でしょうか。(家+一生分の生活費)
それを超えたら、お金に対する期待値のようなものの上昇率は、達する前よりは下がっていく気がします。
「時間」
についても同様、人それぞれですが
多忙な時はあれ程欲しかった休日も
完全に暇になったら忙しかった日々も「あれはあれで悪くなかったな」などと
多忙な日々を懐かしがる時も来るかもしれません。
「恋愛」
というか快楽・娯楽的なものも、
やったことがないことに対しては興味も沸くかもしれませんが、一通りやり切ったら
当初程求めなくなるというか、感動は薄くなる傾向になる人は多い気がします。
好きなマンガも最初の1回目を読む時が一番楽しみなものです。
もちろん
1つのことだって、人生を懸けても飽和点に達する程極めることは難しいかもしれませんが。
以前に「夢ノート」記事を書いた時にも少し思いましたが
理想の生活ってどんなもの!?か夢想してみる お金がたくさんあったらこうする【夢ノート】 | kyouの今日どう〜ブログ (kyoudoublog.com)
どんなにお金があっても、どんなに時間があっても、どんなに素敵な友人がいたとしても
飽和点というか、それ以上あってもどうでもいいよというラインはある気がしますし
(1日24時間は不変だし、別に無理にとんでもない贅沢をしたいわけでもない)
結局は自然体が一番良いのかもしれませんね。
もちろん、飽和点に近い程、少なくとも遠くない地点に達したならば、ですが。
そういえば
『銀と金』という漫画で
「欲望が飽和点に達した時 人の注意力はもろくも飛散する……!そこを撃て……!」
という銀さんの森田への助言もありましたね。