『3つの真実』
著者:野口 嘉則
出版社:ビジネス社
2008.5
223P程
カテゴリ:物事の考え方についての本
おすすめ度:10点中8点
『鏡の法則』や『心眼力』でも有名な野口先生の本。
この本も大ヒットした本ですね。
心の在り方についての本で、
装丁もきれいで非常に読みやすい本です。
人間にとって幸せとは何かというものが物語を通して論じられている。
行動の原理は2つ 愛と怖れ
愛で行動すれば幸せになれるのではないかという話。
内容
人生を通じて最も望むものはなにか というものをはっきりさせること。中心軸を定める。真の豊かさを実現するためには、まず自分の中心軸を定めることが不可欠なのじゃ。
人間は皆、つながりを求めている。
行動の動機は「愛」と「怖れ」の2つ。
怖れに支配されないためには、まず自分の中の怖れを認めることじゃ。
行動doing 結果having 自分そのものbeing
Doingやhavingばかりを評価されると、自分そのものbeingが不安になってくる。
自分のbeingをそのまま無条件に受け入れられたときに、その子の自尊心は満たされるのじゃ。
人間は肉体を超えた存在。宇宙の無限の宝庫とつながり、意識の深いところでお互いつながっている。宇宙から祝福された存在である。その本質は愛である。
ヘレンケラー「最も美しいものは、目で見ることも手で触れることもできない。それは心で感じるものです。」
自分を無条件で愛してくれる近くに感じることができたら、それが大きな安心感と自発的な意欲につながる。ただ、その無条件の愛を生身の人間に求めてしまうと、失望することになりかねない。だからこそ、宇宙から無条件に愛されているということに気づく必要があるのじゃ。
自尊心を自分で満たすことができるようになれば、怖れに支配されにくくなる。
・・・という話です。
なんとも凄い発想ですよね。仮に誰からも愛されていなかったとしても、宇宙から祝福されている…と真に思うことができれば確かに心の安定をはかれるかもしれません。宗教には明るくないのですが、宗教を深く信仰されている方の考えはどのようなもなのでしょうか(?)こういう考え方は無宗教派が多い日本人ならではなのかどうか(?)
心の在り方の本で、面白いなと感じた本の1冊です。
いきなりこの本を読むより
『鏡の法則』を読んでからの方が入りやすいかもしれません。
*関係ないですが、『鏡の法則』は子どもが中高生になった時、親が子どもに読んでほしい本ランキングがあったとしたらベスト5には入る良書だと思っています。