日本の夫婦のお小遣い制度という謎について
日本には「お小遣い制度」という謎の慣習がある。
夫が稼いだお金でも奥さんが管理して、その中から月にいくらとか、夫にお小遣いとして渡す制度のようだ。
あまりに謎過ぎて、馴染みがないですが、その調査がちょっと正確なものなのかはわかりませんが、複数の調査で40%~60%近くの夫婦が導入しているという調査結果もあるので、「お小遣い制度」ではない方が少数派なのかもしれません。驚愕です。
夫が稼いだお金を奥さんが管理して(奥さんが稼いで夫が管理のパターンもあるでしょう)
まぁ、それで良いなら、他人がとやかく言うことではないのですが
それで夫(稼いている人)は納得できるのかなぁと。
私にはサッパリ理解できません。
だって、頑張って仕事などをしてお金を稼いでも、月に少ないお小遣いしかもらえないなら、どう考えても不満がたまりませんか?現代の奴隷制度ですか?
「地獄の沙汰も金次第」という言葉があるように、現代日本で生きていくには最低限お金は必要なわけで、命を繋ぐにはお金が必要で、とても大事なものです。
家族のためにお金を稼ぐというのはわかりますが、それなら、少なくとも稼いでいる方がある程度裁量を持つべきだと思うわけです。正にいろいろな自由を得ることができるというのがお金の力なわけで。
うちの場合は共稼ぎで、奥さんは学生時代に留学していたこともあり感覚が一般とずれていて、お小遣い制など私と同様微塵も考えていない人なのでレアケースなのだと思いますが。
特にルールなどは決めていませんが、共通の家賃とか光熱費や子どもにかかる費用は折半して、欲しいものがあれば各自で自分で買うし(凄く高いものの場合は少し相談するかもしれませんが)それぞれに銀行口座があるので夫婦の共通口座というものも作っていません。
奥さんがどれくらい貯金していて、収入がどれくらいかは聞けば教えてくれるし、だいたいはわかります。
もちろん、自分の方が余裕があったり相手が困っている時は全て~多く出してもいいし(奥さんの方が給料良いのですが)、一蓮托生の家族なので助け合っていけば良いと考えていますが、今のところそんな感じの家計です。もしも将来、贅沢するお金に困ったら、お金のかからない趣味だったりを考えれば良いなと思います。最低限子どもの教育費と生きるためのお金は必要ですが。
だから、仮に夫が稼いでいるのに奥さんが家計を管理していて、奥さんからお小遣いをもらうというのが現実だとしたら、んーーーそれはどうなんだろうと思ってしまいます。もちろん、他人がとやかく言うことではないので、それで良ければ何も問題ないです。
お小遣い制のメリットとしては、稼いでいる人の方に浪費癖のようなものがある場合、金銭感覚がしっかりしている方に管理を任せた方が貯金できるというのはあるかもしれません。将来かかる費用などを予測して、2人で共通認識を持ってお互い自立して貯金していくのが理想だと思います。
例えば、生活費を差し引いて月に3万円はお互い子どもの将来などのために貯金しておこうねなどど約束しておけばいいのではないでしょうか。心配ならたまに進捗を聞いたり。
家計の管理という意味で奥さんに(得意な方に)任せるという話も聞きますが、私は自分が使ったお金はほぼ全て記録しているので、1月に何にいくら、1年にいくら使ったかということは全て把握できますし、その方が金銭感覚が身について良いのになと思ったりしてしまいます。余計なお世話なのですが。そういう面ではお金の記録に関して、奥さんより私の方がマメなのですが(奥さんは大雑把)だからといって奥さんのお金の使い方を管理しようだとか、口を出そうとか思いません。そんな変な使い方はしないでしょうし、逆の立場だったとして、お互い口出しされるのは嫌だからです。
少し余裕ができたら奥さんにお小遣いあげよっか~なんてことをたまに言いますが、「全く期待してないよ」とかえってきます…。
お金のことは語弊を恐れずにいうなら命の次に大事というか命に直結するので(お金がないと餓死するので)、結婚などをする時は、その他の感覚も含めて、よく話し合った方が良いと思います。