ミドルエイジクライシス(中年の危機)と漫画『最強伝説黒沢』を考える
自分も中年になってきたということで
人によっては聞きなれない言葉ですが
「ミドルエイジクライシス」(中年の危機)という言葉があります。
大雑把に言うと
40代前後の年代になって、自分の人生このままで良いのかな?と振り返りもやもやしたり憂鬱になったり新たな動きをしたくなる感情といったところでしょうか。
ネットでも
「自分は40代独身趣味無し、平日は毎日会社で平社員、休みも疲れ果てて寝るロボットのようだ・・・毎日の変化のなさに自分でもビックリする。自分に何があってもすぐ代わりが入るだろう量産型・・・自分は何のために生き何を楽しみにすればいいのだろう」
・・・という記事を見かけることもあります。
そこで思い出したのが
漫画『賭博黙示録カイジ』で有名な福本伸行先生の作品
『最強伝説 黒沢』
あらすじは
穴平建設に勤務する大柄な工事現場監督・黒沢44歳。独身。
自分の人生このままで良いのかという思いが募り、「人望が欲しい」「恋人が欲しい」といった欲求を叶えるために奮闘し、生きる黒沢の人生を描く人間ドラマ。
福本先生が自身の考えや、はたまた自身が成功しなかった時のifバージョンとして投影したのではないか!?とも言われる程
主人公・黒沢の人物描写には味があり
連載中は一部では
中年サラリーマン必読書、軟骨ライス1人誕生日会、アジフライ最高、オレにあるのは…スーパーカップ etc
黒沢の魂の叫びに共感する声も多く聞かれました。
*初代『最強伝説 黒沢』はもう少し長く続く予定が、途中で連載打ち切りになってしまったという話もありましたが
個人的にも味わい深くて全巻揃えた好きな漫画です。
前置きが長くなりましたが
『最強伝説黒沢』は
正にミドルエイジクライシスを1つのテーマにした漫画だと思います。
黒沢から勇気をもらえると思うのでおすすめです。
ただ、男性と女性ではだいぶ考え方も違うということで
やはり男性におすすめできると思いますが、女性にもおすすめできるかはわかりません。
そういう意味では、この黒沢は男性的心理の勉強の教材として良いのかもしれません。
また、もし女性版『最強伝説 黒沢』的な作品があるならば、女性心理の勉強として読んでみたい気がします。
1つ言えることは
黒沢にしろ何にしろ
何かを得たり欲しいと思った時
動いた(行動した)というところです。
行動してきたことと運で今の自分の環境のほぼ全てを説明できると思う | kyouの今日どう〜ブログ (kyoudoublog.com)
同じく好きな漫画
『拳闘暗黒伝セスタス』の台詞
挑まなければ進歩は望めない 成長とは即ち挑戦の経歴に他ならない 挑み続ける情熱無くして何が為せよう
拳闘暗黒伝セスタス3巻・・・ザファル
問題は
卵か先か鶏が先か・・・
そんな情熱があったら憂鬱になってないよ
というところだと思いますが。
今までの経験からは
人間だったら感情の起伏があって当然
【怒りは力 お前も思い出せ】感情の振れ幅は大きな力になり生きている証拠でもある | kyouの今日どう〜ブログ (kyoudoublog.com)
それもまたエネルギーになるので
エネルギーは有効活用していけたら良いなと思います。
ちなみに『最強伝説 黒沢』全11巻(2002年12月~2006年9月ビッグコミックオリジナル連載)の続編として
『新黒沢 最強伝説』全21巻(2013年~2020年3月)もありますが
初代『最強伝説 黒沢』の方がおすすめです。
*黒沢つながりで、名作小説『オナニーマスター黒沢』(『キャッチャー・イン・ザ・トイレット!』を思い出しましたが、『最強伝説黒沢』とは別作者で全く関係ありません。ただ、『オナニーマスター黒沢』も名作で、もし興味がありましたらおすすめです。
書評感想8 『キャッチャー・イン・ザ・トイレット!』(オナニーマスター黒沢) 伊藤 勝良 変態中学生の青春物語 | kyouの今日どう〜ブログ (kyoudoublog.com)