『今日から俺は!!』
著者:西森 博之先生
カテゴリ:学園ツッパリギャグ漫画
週刊少年サンデー1988年~1997年連載
(1988~1990は増刊少年サンデー)
全38巻
~ストーリー~
高校入学を期に ”今日から俺はツッパリになる” と決めた金髪の三橋貴志とトゲトゲ頭の伊藤真司。この2人を軸に赤坂理子に早川京子、紅花高校の番長:今井勝俊と子分の谷川安夫らをまじえた愉快な(?)高校生活を描く。日常~喧嘩~事件etc
携帯電話もろくにない時代の話。それでもどの時代で読んでも不変の面白さがある作品だと思います。不滅の名コンビ、思うまま(ワガママともいう)に生きる三橋貴志と、真面目で自分の生き方を曲げない根性のある伊藤真司。2人がおりなす日常がこれでもかと面白い!ふと今思い出しても、2巻の伊藤の銀行強盗への〇〇チョップ連打!!、今井の井戸おいてけぼり事件、3巻の伊藤の「(太陽を)まぶしく見えねーよ」、柔道での伊藤の「小学校の頃10年やってました。」(先生からの小学校で10年もできるわけねーだろとのツッコミ)、15巻の今井監禁事件など、随所に笑いをさそうシーンがあります。ギャグだけでなく、男の友情的なシーンも数多く。未読の方は1~2巻を読んで面白いと感じたなら、楽しめる作品だと思います。特に、学生の方にオススメしたい作品です。
なんと2018年10月から実写ドラマ化されるようです。
昔、実写のVシネマや映画が何本かあった気がします。
(三橋役の方は結構はまっていました)
アニメもありましたが、アニメはちょっと中途半端だった記憶が・・・
キャラクター紹介
三橋貴志…高校入学を機に ”今日から俺はツッパリになる” と決める。金髪にパーマ、短ラン。勝つためには時に卑怯な手段もつかう。学校でも1・2を争うと思われる抜群の運動神経を持ち、足も手も速い。赤坂理子のことが好き。181cm。
伊藤真司…高校入学を機に ”今日から俺はツッパリになる” と決める。トンガリ頭に、長ラン。自分の信条を貫くためにはど根性を発揮する。運動神経も良く、粘り強い。ラケット系の競技が得意。家はお金持ち。早坂京子とは恋仲。180cm。
今井勝俊…紅羽高校の番長。ガタイが良く(192cm)パワーがある。頭の方はちょっとマヌケなところがあるが、憎めない男。初期は赤坂理子のことが好きだった。
高校卒業後は冒険家になるべく谷川と共に旅立つ。
谷川安夫…今井のことを慕い行動を共にしている。喧嘩は弱いが、悪の巣窟の開久高校にも5人で乗り込んだ程、度胸はある。身長が低い(158cm)ことを気にしているが、後半のサイパム編を経て男として一回り成長した。
赤坂理子…赤坂道場の一人娘。自身もかなりの腕前。三橋のことが好きだが、付き合うまではいっていない様子。
早川京子…元ヤンキー娘だったが、伊藤と出会い更生。伊藤と高1から付き合いはじめたが、キスもまだしていない様子。おじいちゃんは厳格な人。
片桐智司…卒業生の30%はヤクザになるという悪の巣窟「開久高校」の番格。三橋が明確に勝てなかった数少ない人物で、作中トップレベルに強いと思われる。三橋・伊藤のことをなんだかんだ認めている。後半はたこやき屋になっている。
相良…智司の代の開久№2。性格的な危なさは智司より上ともいわれる。初期は理子に投げ飛ばされてやられていたが、修行を経てパワーアップ。更にお金と開久人脈で三橋達を襲撃し、最後まで敵対して困らせた。
中野…修学旅行編で三橋・伊藤と喧嘩になった。もともと茨城住みだったが、高校で問題を起こし、千葉の紅羽高校に転校してきた。一匹狼タイプで、三橋並にパンチが速く、強い。生い立ちなどもあり、明るい性格ではない。自分が窮地になった時助けに入ってきた三橋・伊藤を、心の中では気に入っている。
田中良…初期は赤坂理子に想いをよせていた。赤坂道場に通う高校1年生。登場人物の中でもまともな性格の1人で、初期は三橋を排除しようとしていたが次第に認めるようになる。後半では修行の成果もあり、開久の一般兵程度だったら倒せる程の実力になっている。