日本の人口減少は悪いことなのか?逆にメリットなどを考えてみる
2020年現在、少子高齢化社会を突き進む日本。
人口予測は下記の通り。今後の人口減少は間違いないです。
しかし
江戸時代の頃は日本の人口は3000万人程だったと考えられ
1910年(明治43年)に5100万人程だった人口が
最近まで増え続けて100年後の2010年前後に1憶2800万人程とピークに。
今の日本は人口減少がはじまったあたりです。
高齢化に関して
昔だったら死んでいた人が
医療の発達、栄養状態や生活環境の改善で寿命は延び
人生50年の時代から、今(2020年)では
平均寿命は2018年データで
男性81.25歳、女性87.32歳と伸び続けています。
少子高齢化社会ということで、悲観的な意見やイメージが蔓延している気がしますが
本当のところどうなんだろうということを考えていきたいと思います。
人口減少(少子化)について
人口減少はメリットも多いと思います。少なくとも世界的には、人口増加より減少した方が地球にも優しいと思われます。
〇メリット
・1人っ子などは、ある意味、親や先祖代々の遺産を引き継ぎ、富の集約が成される(ひいてはその人が次代に子孫を残す時に有利になる気がする)昔の農村の例のように、長男長女以外は口減らしなど、経済的に不遇な状態になるよりは余程良い。
・仮に人口減少で人手不足になるなら、例えば若者が人手が多過ぎて就職できない~より(若者に限らず)、人手不足で引く手数多の方が絶対に良い。今後AIが仕事を奪うとも言われている。
・今まで10人でやっていた仕事を、例えば7人でできるようにと、より洗練された仕組みやアイデアが生まれる。
・総GDPはわからないが、1人あたりGDPでいえば、むしろ今より人口減少した方が上がる気もする(少子化がGDPに与える影響は1%以内と小さいとする経済検証論もあるようです)
・満員電車の混雑が緩和されるetc
〇デメリット
・日本の現行の社会保障は現役世代が高齢者・引退者を支える構造のため、現役世代(社会保険料を納める人)が減少するならば、時代に合わせてより適切で、全員がある程度公平に大きな無理なく負担していく社会保障制度となるように見直していかなければならない。既存の利権や既得権を廃して高齢化社会に合った社会保障制度が求められる。
・人口が減る分、内需、消費も減る。
〇その他
・地方自治体消滅といっても、消滅地域なら引越しなどすればいいだけで、合併などでも対応可能。合併によりポストが減ったりする地方自治体の公務員以外は困らない?地方公務員は2018年データで274万人程。
超高齢化社会について
自分自身はまだ高齢者ではないので想像はできませんが、昔の70歳80歳より、今の70歳80歳は若い・元気だ、とよく聞く気がします。
2017年の高齢化率(65歳以上の人の人口比率)は3515万人で27.7%
2036年には高齢化率33.3%:3人に1人が65歳以上に。2065年には高齢化率38.4%とピーク近くに達すると予想されています。
2020年現在、既に超高齢化社会の日本なので、例えば2036年になったとしても目に見えて何かが変わるということもなさそうな気もします。約29%(2020年)→約33%(2036年)ですし。今でも年配の方多いなぁとは思いますが。
平均寿命が85歳だとしても
例えば
麻生太郎元首相は1940年9月20日生まれ。
2020年には80歳になりますが、第一線で活躍されています。
安倍晋三首相にしても
1954年9月21日生まれで2020年には66歳になるのに
総理大臣という日本の仕事の中でも最重責レベルの役割を長期にわたり担っています。
単純な肉体的な能力は年齢と共に衰えはくると思いますが
現在は科学の発達で、知的能力で勝負する仕事も多いです。
今後の日本は超高齢化社会の実践例になっていきますが
そのノウハウをほしがる国もあるかもしれません。
高齢に伴い減退する能力を補う製品の開発も活発になりそうです。
高齢者もそれまでの経験や培ってきた能力を活かしたり、次代に伝えたり、社会貢献に使っていくことで
人生を長く楽しめるのではないでしょうか。
ポジティヴにいきたいですね!
孫にお小遣いあげて「じーじ好き~」とか言われるようなじーじになりたいです。
そのためにも、元気なうちに老後のための余裕資金を確保し、同時に人としの魅力を高めていきましょう。