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投資運用22 投資信託などの分配金ありと分配金なしの違いを考察【どちらが良いのか】

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投資運用22 投資信託などの分配金ありと分配金なしの違いを考察【どちらが良いのか】

投資信託には大きく分けると
運用結果を年に1回なり、分配金として受け取るパターンと
自動的に再投資するパターンがあります。

その違いについて、数字を見ながら見ていきたいと思います。

 

例として
毎年約50万円=毎月4万円=年間48万円を
平均5%のリターンが望めるとされる投資信託に積み立てていくとします。
計算を簡略化するため信託手数料は0とします。
10年後には投資額480万円、運用益約141万円、総額約621万円
20年後には投資額960万円、運用益約684万円、総額約1644万円
30年後には投資額1440万円、運用益約1889万円、総額約3329万円になります。

 

分配金をもらう場合は、分配金が5%だと仮定すると
2022.11月現在、利益にかかる税率が約20%なので
実質4%分配金としてもらうとします。
それを上記と同じく再投資すると実質4%の利率ということになるので
10年後には投資額480万円、運用益約109万円、総額約589万円
20年後には投資額960万円、運用益約507万円、総額約1467万円
30年後には投資額1440万円、運用益約1336万円、総額約2776万円になります。

 

参考
資産運用シミュレーション : 金融庁 (fsa.go.jp)

*どちらにしろ利益確定する場合は、利益分に対して約20%の税金がかかります。(正確には20.315%)

 

例2として
毎年約100万円=毎月8万円=年間96万円を
5%のリターンが望めるとされる投資信託に積み立てていくとします。
計算を簡略化するため信託手数料は0とします。
すると分配金なしの場合、5%分のリターンが毎年再投資されていくため
10年後には投資額960万円、運用益約282万円、総額約1242万円
20年後には投資額1920万円、運用益約1368万円、総額約3288万円
30年後には投資額2880万円、運用益約3770万円、総額約6658万円になります。

 

分配金をもらう場合は、分配金が5%だと仮定すると
2022.11月現在、利益にかかる税率が約20%なので
実質4%になります。
それを上記と同じく再投資すると実質4%の利率ということになるので
10年後には投資額960万円、運用益約218万円、総額約1178万円
20年後には投資額1920万円、運用益約1014万円、総額約2934万円
30年後には投資額2880万円、運用益約2671万円、総額約5532万円になります。

 

結論

例を見るとあきらかなように、当面資金を使う予定がない場合は基本的に分配金なしで再投資の方がお得です。
投資額が大きくなる程、その傾向は強くなります。
ただし、投資先が一定にプラスに成長していくとは限りませんし、分配金として年に1~2回受け取っていく方法もなしとは言えず
(株式の配当金などは正にこのパターンですね)
結局はありきたりな答えですが
個人個人の投資スタンスや状況によると言えそうです。

 

 

 

 

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