投資運用16 投資に関わる豆知識 証券会社が倒産したら保有株式はどうなる?など
投資の豆知識や、ちょっとここどうだったっけ?という情報をこのページにまとめていこうと思います。(随時更新予定)
証券会社が倒産した場合、その証券会社で買っていた株式や投資信託や現金余力はどうなるか
銀行預金はペイオフといい、たとえ銀行が倒産したとしても1銀行1000万円までは保護されるのはよく知られています。
証券会社の場合、利用者の株式や資産は基本的に分別管理されているため(証券会社がこの決まりを守っていない場合はペイオフと同様上限1000万円まで保護)基本的に、たとえ証券会社が倒産したとしても全額保護されます。
保有資産が1000万円を超える場合は、銀行預金より安心といっていいかもしれません。
これは基本的に投資信託、外国株式、ドルやリンギットなど外貨での余力にもあてはまります。(SBI証券のカスタマーの方にも確認済み)
貸株のメリットとデメリット
貸株サービスといって保有株を貸し出すことで貸し出し金利を得ることができるサービスがあります。
○メリット
・貸株の金利として0.1%~高いと1%以上の金利を得ることができる(貸株金利の所得は雑所得として計算される)
×デメリット
・貸株にすると配当金を配当金相当額として受け取れるが、配当金相当額は雑所得として計算される。また、正規の配当金入金日より多少(2~3日?)遅れて入金されることがある。
・長期優待特典等を受け取れないことがある。
・貸株中に証券会社が倒産等すると、貸株した株式の保護はされない可能性がある。
株式売却や買付の現金の入出金などについての話。現金を出金できるのはいつ?
全てSBI証券での話ですが、多くの証券会社でもほぼ同様だと思います。
・株式を買うために銀行口座などから即時入金ができる。(即時余力に反映)
・株式を1000万円分売ったとして、その1000万円を現金で引き出すことができるのは2営業日後
例:5/17(月)に1000万円分株式を売却したとして、引き出せる日は2営業日後の5/19(水)が最短 *5/18(火)に出金指示をする
・現金を引き出す時、営業日の15:30までに出金指示をすると、翌日の概ねお昼までには指定銀行に入金される。
年度のNISA枠および損益通算の最終日は?
〇NISA枠
国内株2021年だと12/28(火)が2021年度分NISA枠の最終日
12/29(水)の売買から2022年のNISA枠
*2021年は12/30(木)が最終日のため、最終営業日の2営業日前がその年のNISA枠の最終日となる。
〇損益通算について
NISA枠と同様12/29(水)の損益から2022年の損益として計算される。
最終営業日の2営業日前が(2021年だと12/28)
その年度の損益通算の最終日となる。
国内株式と外国株式の譲渡金や配当金を損益通算できるか?
2022年2月にSBI証券のカスタマーの方に聞いたところ、できる。
ただし、特定口座源泉徴収ありの口座内で取引されたものであり、配当金の受け取り方法を証券口座で受け取る比例配分方式にされている場合、通算できる。
…個人的にマレーシア株で結構損しているので、損益を確定させるのはありです。
一般ニーサ枠の非課税期間は買い付け年度から5年間
一般ニーサ枠の非課税期間は買い付け年度から5年間です。
例えば2018年度買い付けの銘柄の非課税期間は2018、2019、2020、2021、2022年末までです。
2018年に買って利益が出ているものに関しては、2022年度中に売却した方がおお得です。
ただし、ロールオーバーすることで、6年目に持ち越すことも可能です。
ロールオーバー手続きをしないと、対象株式等は自動的に課税口座へと移管されます。