東京・関東近郊での自給自足生活の方法および二拠点生活の可能性を考えてみる 【別荘・スローライフ・Bライフ】
先日書いた「会社に依存しない。理想では。その4つの方法」↓で
〇4つの方法
1.職能を磨く
2.投資等で経済的自由を手に入れる
3.自分が最高意思決定できる立場や、裁量のある納得できる立場に立つ
4.自給自足を実現する(農業など)
と書きました。
4番の自給自足は、なんとなく書いた感があるのですが
ふと、よく考えると面白そうだなと思い、その可能性について考えてみます。
半自給自足生活をする場を得る、どんな場所に
未定。都内から(自分が住んでいる場所から)公共交通機関で3時間以内が絶対条件ではあると、個人的には考えています。
実行するタイミングとメリット・デメリット
タイミングは万が一(?)実行するとしたら、早くて5年以上後、10年後、15年後だと早期引退後の趣味としてあり、と思う時が来るかも。
ネット検索すると、やはり世の中いろんな人がいて、自給自足するために山林を買って開拓中、自作で小屋を建てた、井戸を掘った、2拠点生活の話、田舎の意味不明な慣習を押し付けられる話、などいろいろでてきます。限界集落での江戸時代か?と思うような意味不明な慣習というのは(長老的年配男性の発言権が大きいらしいです)ある意味、今現在(2020年)の10年~20年後の2040年には限界集落が限界を越えて人が消滅する気もして、そのあたりがちょうど良いのかも。地方の土地の価格も、10年~20年後には今よりかなり下がっていると思います。理想的には、農業も建築も自己流でやるより熟達の方に教えてもらった方が良いですね。現役の人は報酬次第で教えてくれるかもしれませんが現実的ではないので、引退された方や地域の方と上手くWIN-WINに連携できる何かを使ってという形でしょうか。
〇メリット
・エンターテイメント、楽しみ
・農作業や建築の基礎的能力を身につける
・自家製の農作物
・気分転換
・2拠点生活や自給自足生活体験といった感じのコミュニティ的な広がりの可能性
・ブログネタになることがたくさん書けそう
〇デメリット
・初期費用
・ランニングコスト(固定資産税や維持費、移動費)
・田舎トラブルリスク
・獣リスク
自分が望む条件
とりあえず、家を考える時のように、理想的な条件を全てあげ、そこから取捨選択になると思います。最初は、山林を買って(山林は広い面積でもそう高くはありません)、そこに小屋でも建てて井戸をひいて畑を作って~ ちょっと良いな~と思いました。
↓山林に土地を買い、小屋を建てて月2万円生活を実践した高村氏の著書
ですが、現実的に考えるとそんな生活、ワクワクはしますが、ずっとしたいとは思わないです。それこそ良いなと思う場所にキャンプ行ったり旅行に行ったりすれば良いわけで。自分の土地である必要性は薄い。だいたい、例えば都心で安い土地があって手に入ったとして、そこで農業するとかも楽しいのかもしれませんが、それも少しずれている気がします。周りが住宅ばかりのところでやってもどっちらけというか。自然な環境とのセットでこそ、人があまりいないような自然のある場所でやるからこそ夢がある気がするのです。(しかしそのような場所での農作物は獣被害にあいそうですが)
かといって、東京から2~3時間かけて山林に移動。畑を開墾したり小屋を建てる作業をしたりして、また2~3時間かけて自宅に戻る。んー無理ですね。これだとただの苦行です。
つまり、最低限、水・電気といったインフラが整っている必要があります。畑仕事するならシャワーも欲しい。郊外の自然あるところの家を確保。その庭で農業をするというのが1つの手でしょうか。もしくはその家からそう遠くない山林の一部を購入する。いつでも2泊3泊とできる趣味を楽しむ家という位置づけです。・・・それは、いわゆる別荘とかセカンドハウスというものなのかも。
農業の期待値として、野菜類は50平方mあれば相当な収穫が見込め、100平方メートルあれば1~2人の1年分くらいの収穫が見込めるようです。(適切な技術があればだと思いますが)
お米に関しては場所が適切かなどの問題など、難しそうですが2人分となると300平方メートル以上は必要になってくると思います。
上記の例では大規模家庭菜園的な楽しみをしたいという欲求は叶えられますが、それだけだとまだ弱い。敷地の木を使って何か作ったり、小屋を作りたい!のような建築欲求を叶えるには、やはりある程度の土地が必要な気もしますし、夢があります。300坪くらい(約1000平方メートル 30m弱×30m弱)は欲しいでしょうか。それくらいあると、それこそ何でも作れますね。法律的に建築OKな場所かなども事前に確認する必要はありますが。
更に、何かしら自分にとって大きな魅力がある場所(~温泉が好き、~の風景が好き等)に近いなど、そういう要素も欲しいところです。
〇求めるものリスト
・初期費用、価格
・ランニングコスト(主に移動費と固定資産税、維持費)
・都内から公共の交通機関(主に電車)で3時間以内に行ける場所であること。
*車がなく、車の運転も嫌いなため
・周辺の自然環境
・近くに小川がある
・周辺のお店や、人の感じ
・農業に適した土地であるか(農作物メインでいくなら豪雪地帯はNGかも)
・近くに、何かしら自分が魅力を感じる場所や施設がある
「スーモ」、「アットホーム」といった大手サイトでなんとなく知っている駅から徒歩20分以内の中古一戸建てで検索すると150~200平米の土地で100~150平米の中古住宅が1500万円程。もう少し東京から離れた場所だと、500万円以内で中古戸建て+土地で400平米とかありますが、、、(「空き家バンク」、「家いちば」など他にもサイトはいろいろありますが)
・・・・・う~ん。厳しい。もう一声二声ないと。
別荘地だと、固定資産税の他に年間の管理料がかかったりするのもネック。
かといって閉鎖的な田舎に溶け込むというのは難しいという話も多いので、結局は別荘地の方が良いのかもしれません。
『田舎暮らしに殺されない方法』
妄想でランニングコストを試算すると
固定資産税5万
年間管理費10万
水道・ガス・電気料金10万
移動費1回往復で8000円(家族も行くなら×人数分)として、月に2回2人分往復するとして
8000円×4×12ヵ月=38万4000円
計63万4000円
・・・
・・・・・う~ん・・・・・
移動費を月に1回にすると19万2000円+25万=44万2000円
平均すると月に約3.7万円の出費かぁ。。。
例えば、飽きたりして何もしないとしても
固定資産税5万+管理費・電気・ガス・水道・ネットの合計で15万くらいはかかりそうな気がしますね。
現時点で、現実味は薄いです。
が
例えば今から15年後、2035年には噂の「自動運転」がメジャー化しつつあるかもしれません。そうすると、車の「運転しなければいけない」というマイナス要素がなくなり、相対的に移動コストが下がり、車の価値も上がるのではと思います。スイッチ1つ押して、移動中は読書やスマホでゲームやインターネットしながら目的地に届けてくれるようになったとしたら、だいぶ楽ですよね。
人口減少がはじまった日本で
厚生労働省や各種統計機関の人口予測によると
2020年1月現在で約1億2600万人の人口が
(2019年の出生数が90万人を割ることがニュースになりました。1974年は約203万人、1980年は約158万人、2005年は約106万人、ついでに2020年に成人の人数は約122万人)
2025年に約1憶2400万人
2030年に約1憶2080万人
2035年には約1憶1700万人
2040年に約1憶1330万人
2050年に約1憶580万人
2060年前に1億人を下回り
2100年には7500万人を下回ると推計されています。
5年ごとに300~400万人程減るイメージです。
日本全体の話で、地域により増減の差は大きいのですが。
2035年頃には今よりもっともっと、地方の土地というのは安くなっていると思います。そのあたりが1つ、2拠点生活的な土地を取得する好機かもしれません。・・・そんなに待たなくても、自分が良いと思った時が好機だとも思いますが。
3年間の出生数が800万人を超えるボリューム世代である団塊の世代(1947年~1949年生まれ)の方が2020年現在で70~73歳程。別荘が人気だった世代でもあり、セカンドハウスとして購入した物件なども、相続や生前整理でこれからもどんどん供給されていくでしょう。それを、デュアルライフ志向の人が吸収していく形になるのでしょうか。
現実問題、資産形成の状況にもよりますが、何とか300万円以下で良いなと思った条件が揃うなら、セミリタイア後の楽しみとして、こういう何かを考えてみるのもありだと思います。私もありだと思いますので、この記事はこれからも何か月、何年に一回と更新していきたいと思っています。
考えたり、物件を検索したりすると欲しくなってきてしまいますが、子どもの成長を考えても、お金のことを考えても、今すぐには難しい!将来の楽しみの1つとして、頭の片隅に置いておき、お金を貯めていく目標の1つになるかもしれません。
衣食住の3要素のうち、衣はもういくらでも安くて良いものは揃いますが、食・住と生活の根幹の2要素を勉強することには、魅力を感じます。
ただし、維持費についてもう少し現実的に多少余裕を見て考えてみると
土地+建物の買値に加えて
固定資産税で10万
別荘地などの管理費・その他の費用で10万
水・電気・ガス・ネット・トイレの環境維持で10万
修繕積立用に10万
年間計40万円の半自動的支出は見ておきたいところです。最低でも30万円は。実際に使うとなると移動費も考えると現実的には何もしなくても年60万円は半自動的支出を見た方が良さそうです。
そのくらいCHA-LA HEAD-CHAーRA~ くらいの余裕がある
もしくは、それでも尚、魅力があるという時が買い時でしょうか。
40万円という金額は
自分の場合にあてはめると
子どもが小さいとはいえ、昨年夏に山中湖に家族3人で行った1泊2日の旅行の総費用が4万弱。
1泊2日の家族旅行1回に50000円かかるとしても
1年に8回は家族旅行に行ける計算になる金額です。(昨年の旅行実績値は2回)
1月平均で約3万3300円の支出。
・・・ハードル高し。
ただ、別荘ライフは憧れますね。
2020.10/9追記
年初の方にこの記事を書いたと思いますが、その頃より別荘欲しいな~という気持ちはだいぶ薄れました。やっぱり費用を考えると必要ないかなと。
コロナ禍もあり、都市部でなくともリモートワーク的な対応ができる住居の需要は多少増えるかもしれませんが、維持費用など諸々考えたり、人口減少を考えると、資産価値を考えると好立地の場所でもそこまであるとは思えません。つまり、完全に趣味の領域ですね。
それでも湖畔の別荘でのんびり~というシチュエーションには憧れますが。
2021.1追記
たまに別荘物件の市場調査はしていますが、、、お金があり余らない限りは、買うことはないかなぁ。それこそ資産が2億円以上あるなら、2000万円くらいで気に入った物件を買いたい気もしますが。費用的に多少は経費の足しになる活路があるとすれば、使っていない時に貸別荘として使ってもらえるように運用をどこかの会社に頼む、もしくは自分で運用する、ということになりそうですが、それもいろいろ難しそうではあります。